
【これって大丈夫?】男の子なのにピンクが好きな息子への考え方
わたしの話ではないのですが、ママ友の息子さん、ピンクが大好き。
で、そのママ友は『なんでうちの子はあんななよなよしていて、女の子みたいなんだろう』と悩んでいました。
私からすれば「?」なんですけどねぇ。
子供さんのチョイスをできる限り尊重して
お花が大好きな男子もいれば、おままごとより外遊びを好む女子もいます。
子供さんの好みや関心の対象は、個人差があります。
何をセレクトするかは、「その子らしさ」の予兆です。
ご周辺のおとなが注目するべきなのは、要するに「男の子らしさ」の固定観念に合うかどうかじゃなく、児童が何を好み、何をを望むのか、ということになります。
出来るだけ、子供には「気に入った物を選ばせる」チャンスを与えた方が良いでしょう。
おとなの側に悪気はなくても、「男子だから青がいいよね」などと断じるのは回避したいもの。
小さな子の好みとピッタリ合っていれば問題ないと思いますが、「本当はピンクが好き」という子にとっては、ボクを拒否されたように聞こえるからです。
「男子のくせに」など、性別によってくくらない
おとなが留意しなければならないのは、「男児のくせに」というイメージ。
心の奥底にあるのは、「男の子はこうあるべき」という固定概念です。
そういった気持ちは、親として立派に子供を成長させてあげたいというプレッシャーからくるかも知れません。
しかしながら、子どもさんとご両親は別の人です。
「希望通りの息子であってほしい」という保護者の思いを無理強いすることは、ちびっ子本来のよさを全否定し、消してしまうこともあります。
子どもさんの好みや振る舞いに嫌な感覚を感じるときは、少し目線をかえてみましょう。
「男児のくせにすぐ泣き始めちゃう」ではなく、「なぜ涙をこぼしたのだろう」と、原因に着目してみた方がいいですね。
涙もろいのは、やさしさの現れかもしれません。「どうして?」を考えていくと、子供さんの思いや、「その子らしさ」がわかってくるはずです。
子供が「好き」を見つけたら、寄り添ってあげる
「ぼくのお気に入りはNGなんだ」と感じることが積み重なると、思いを主張するのを迷うようになってしまいます。
大事な事は、「これが好き」「これをしたい」という小さな子の思いを大切にすること。
自分の感じたことを思うままに表現して、それを甘んじて受け入れてもらう体験は、自己肯定感(自分は大事にされる意義のある人間だ、という思い)を引き出すことになります。
こうした体験の積み重ねによって、子供はめいめいに対する自負心や他人への信用を深め、お友だちとそれぞれのよさを生かしながらかかわっていくことができるようになるそうです。
男児らしさよりも、その子の特色を大事にしよう
おとなの思う「男の子らしさ」には、例えば「男児は青、女児はピンクが好き」「男子は活発、女子は物静か」などが見られます。
確かにちびっこの好みや振る舞いには、性別の違いでそれなりの差が出現します。
でも、そのような傾向は、生育とともにごく自然に表れ、成長していくもの。
「男の子だから男らしく」などと、おとなが学ばせることじゃないのです。
これからは個性の時代|お姉だって活躍してるじゃない
この先の社会で尊重されるのは、性別差ではなく、それぞれの役割やオリジナリティーです。
つまり「男らしさ」に束縛されるのではなく、「その子らしさ」を育てることを大事にしましょう。

